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更年期とメタボリック

女性のメタボリックシンドロームの該当者数

メタボリックシンドロームの状態とは、ウエスト周囲径が女性の場合90cm以上の状態をいいます。成16年国民健康・栄養調査結果により、メタボリックシンドロームになりやすい年代は男女ともに40歳代以上であることがわかりました。この年代から該当者は飛躍的に増え続けています。年齢別に見ていくと、40~74歳(約5,700万人中)におけるメタボリックシンドローム該当者は約940万人、予備軍者は約1,020万人、合わせて1,960万人と推定されています。40~74歳で見ると、男性の2人に1人、女性の5人に1人が予備軍と考えられます。女性は男性に比べると少なく思えますが、だからといって安心することはできません!下記の女性年齢別比率をご覧ください。

女性のメタボ該当者数年齢別比率

  • 30歳代 2%
  • 40歳代 14%
  • 50歳代 15%
  • 60歳代 25%
  • 70歳代 30%

女性のメタボ該当者の年齢分布を見れば、特に更年期障害になりやすい40歳代以上に集中していることがわかります。年齢を重ねるごとにその危険性は男性と大差がなくなっていきます。

女性のメタボリックシンドロームとは?

女性は男性に比べ、皮下脂肪がつきやすく、内臓脂肪がつきにくいという特徴があるのですが、閉経後にはその特徴が薄れ、内臓脂肪もつきやすくなるのです。それは、「エストロゲン」「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌が低下してしまい、結果として内臓脂肪が蓄積されると高脂血症や高血糖になりやすく、メタボリックシンドロームに陥ってしまいます。

エストロゲン・プロゲステロンの低下⇒高血糖・内臓脂肪の増加など⇒メタボ

このような形でなるとされています。

更年期障害とメタボリックシンドローム

女性は年齢を重ねると、性ホルモンの低下によりほとんどの方が更年期障害を迎えます。近年の研究により更年期障害はメタボリックシンドロームと深い関係性があることが判明しています。実はこの下のような順でメタボから恐ろしい病気になることもあります。

性ホルモンの低下⇒更年期障害⇒メタボリック⇒心筋梗塞・脳梗塞など

【更年期障害の主な症状とは】

  • 月経異常(頻発、稀発、閉経)
  • 自律神経障害(不眠、イライラ、憂鬱、頭痛)
  • 血管運動障害(ほてり、のぼせ、発汗、動悸)
  • 皮膚障害(皮膚・粘膜・乳房の萎縮)
  • 膣、尿道粘膜の萎縮(性交痛、尿道炎、膀胱炎、尿失禁、老人性膣炎)
  • 骨そしょう症(関節炎、腰痛、肩こり、骨折)
  • 心血管系疾患のリスク増大(脂質代謝異常、動脈硬化、虚血性心疾患)

このような様々な症状がありますが、こういった更年期障害ならではの症状が表れてきたら、要注意しないといけません!実は更年期障害は代謝の低下を引き起こすので、メタボリックシンドロームに陥りやすいのです。メタボリックシンドロームは、心筋梗塞、脳梗塞を誘発する恐ろしいものなのです。

「自分はメタボリックシンドロームとは無縁」などと考えていては非常に危険です!他人事ではなく、いつ自分に起きてもおかしくないのです。メタボリックシンドロームになる前に、ご自分の身体の状態を見直してみましょう。まずは内臓脂肪を溜めないように、普段から生活を改善していくことが大切です。

 
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